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チャリティブーム

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職場のシアターは来年大きな拡張リフォーム工事を予定していて、そのための資金集めに僕の上司のシアターマネージャーはこの二年くらい休むことなく東奔西走していた。彼女の努力の甲斐があってブレクジットを目前にした行き先不透明な経済状況にもかかわらず、いくつかの大きな援助団体からの資金取り付けに成功して、残りわずかの資金を確保すればリフォームにこぎつけることができそうな目処がたった。

改装にゴーサインをもらうためには、八月下旬までにあと80,000ポンド(一千万円くらい)をどうにかして集めるのが条件なので、最後のプッシュとして資金集めのいろいろなイベントを予定している。地元の各人や各団体も協力して順調に目標額に近づいていっているのをみると、ピーブルスはコミュニティ精神があるいい町だなと感じる。

この国のいい点としてこういう際に、個人レベルで気軽にチャリティイベントを企画して、堅苦しくなくならずに周りの人が気軽に募金する習慣がある。カフェのスタッフでマウンテンバイクが趣味の女の子がバイクチャレンジと称して、シアターの前で5時間休みなく室内トレーニング用の自転車をこぎ続けることになった。二十代半ばのこの子は僕よりも長くカフェで働いていて、地元のお客さんもみな知っているので多くの人が気前よく募金をしてくれて、すでに500ポンド以上も集めてしまった。

それに刺激を受けたのか、歳の近い別のスタッフの女の子もチャレンジをやりたいと言い出した。彼女は性格はとてもいいのだが、元気すぎて一日中喋っているので、僕を含む周りからは頼むから静かにしてくれといつも思われている。彼女が言うには、静かに黙っていると不安が募ってくるらしい。その子はサイレンスチャレンジと称し、職場で一日無言を通すのに挑戦したいらしい。はじめは冗談で言っているのかと思ったが本人はマジである。他のスタッフにとってはありがたいことなので全員がすぐにお金を出した。どうやって仕事中に無言でコミュニケーションをとるのかがイマイチ分からないが、接客をしないでいい彼女の苦手とする調理担当でひたすらトースティーなどを作ってもらうしかない。

| 風景 自然 | 08:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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